2012 R.H.D

取り付けインストラクション

Installation instructions, accessories
Volvo Car Corporation Gothenburg, Sweden
S60 2012
S60 (11-18) 2012

インストラクションナンバーグレードパーツ ナンバーClick to download PDF-version of this Installation Instruction
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ステアリングホイール、レザー




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装備
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SRS/SIPS(エアバッグ)装着車


警告!

SRS/SIPS エアバッグ装備車の作業を行う際には、特に注意して取り扱うこと。これは下記を防ぐために重要:

1. 人身事故

2. SRS/SIPS システムへの損傷や機能不良。

SRS/SIPS システム自体、又は関連部品の作業は、必ずボルボ指定の整備工場で実施すること。


SRS (補助乗員保護装置)装備車か

ドライバーエアバッグ装着車はステアリングホイール中央パネルに "SRS" の文字が印字されている。ドライバーおよびパッセンジャーエアバッグ装着車は、ステアリングホイール中央パネルおよびエアバッグ近くのダッシュボードに "SRS" の文字が印字されている。

SIPS (サイドインパクトプロテクションシステム)装着車は、前の座席両方に "SIPS" シールが貼られている。

インフレータブルカーテン装着車は、車内の柱に沿ったパネルの一つに "SRS" マークがある。

SRS (補助乗員保護装置)装備車は、フロントウィンドスクリーンにも "SRS" シールが貼られている。


警告!

エアバッグの膨張範囲に遮るものがないこと。この範囲にはカバーやアクセサリー等、物を絶対に置かないこと。パネルは適切なときに適切な方法で開く必要がある、さもないと衝突事故の際、人身事故のリスクが増加する。


SRS 配線を損傷しないこと!

SRS 配線を引っ掛けたり、摩擦したり、引き裂いたり、傷つけたりしない様に注意すること。SRS 配線はオレンジ色のケーシングで覆われ、及び / 又は編まれている。

ステアリング及びフロントサスペンション

SRS システムのコンタクトリールは、ステアリングホイール、ステアリングシャフト又はステアリングギヤの作業時に、容易に損傷することがある。作業実施のときは、SRS (補助乗員保護装置)サービスマニュアルまたはVIDAのサービスインストラクションを参照のこと。これは、損傷を防ぐためである。

SRS 警告灯

修理を行った後に SRS 警告灯が点灯する場合は、車をボルボ指定のワークショップへ持っていくこと。

 
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  • イグニッションキーをポジションIへ回し、ステアリングホイールロックを外す。

  • バッテリーのマイナスリード線の接続を外す。


注釈!

電源を切った後でも、SRSシステムは短時間作動します。したがって、3 分間待ってから作業を開始してください。


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  • レバーを緩めて、ステアリングホイールコンソールを後方に引っ張る。

  • ステアリングホイールカバーのラバーシールを全周にわたって慎重にこじって外す。

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  • 慎重に引き外して、パネルをラバーシールとともに取り外す。

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  • アッパーカバーを慎重にこじって、後部のロワーカバーから外す。カバーを取り外す。側面はクリップで取り付けられている。

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  • ステアリングホイールを1/4回転させ、ステアリングホイール裏側の穴にアクセスできる様にする。

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図 A 及び B

  • 幅5.2mm以上、長さ200~250mm以上のスクリュードライバーを使用する。

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図A、B、C、D

    図 A

  • スクリュードライバーをステアリングホイールの裏面の後部にある大きい穴に挿入する。

    図 B

  • スクリュードライバーの先端(1)をロックスプリング(2)の下に挿入する。

    図 C

  • スクリュードライバーを回して、先端でロックスプリングを押し上げ、ロッキングキャッチ(3)を通過させる。

    図D

  • ステアリングホイールモジュールの一方の面を慎重に引き外す。この面はしっかり固定されている。

  • ステアリングホイールを180º回す。

  • 反対側のロックスプリングに対して作業を繰り返す。

  • ステアリングホイールを中立位置まで回す。

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  • 上端部のコネクターにアクセスできるように、ステアリングホイールモジュールを慎重に傾ける。

  • コネクターのキャッチを押し込んで(小さい図)、外す。

  • ステアリングホイールモジュールを片側に置く。


注意!

作業をする間、ステアリングホイールモジュールはフロントを上にして安定した場所に置く。


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  • パネルの左上隅をつかんで、ピンが外れるまで慎重に引っ張る。両手を使用する。

  • 反対側でも、同じ手順を繰り返す。

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  • ウェザーストリップツールをこじ入れてひねり、パネルの両側下部を慎重に引き外す。パネルを脇に置く。キットに新しいコンポーネントが含まれている。

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  • コネクターを抜く。

  • ケーブルを切り離す。

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  • プラスチック製のウェザーストリップツールを使用して、左右のキーパッド/キーパッドダミーを慎重にこじって外し、ステアリングホイールから取り外す。

  • ウェザーストリップツールをひねって、キーパッドを押し出す。キーパッドは3本のピンでステアリングホイールにしっかり固定されているため、取り外す際には、力を入れる必要がある。

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  • キーパッドからコネクターを切り離す。

  • 反対側でも、同じ手順を繰り返す。

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  • ステアリングホイールのスクリューを緩める。この時点では、スクリューを取り外さない。

  • スクリュー(1)を取り出し、コンタクトリールのブラケット(2)にねじ込む。

  • スクリュー及びステアリングホイールを取り外す。

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  • ケーブルのクリップを取り外す。

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  • 新しいステアリングホイールを取り出し、コンタクトリールのガイドピンをステアリングホイールの穴に合わせる。

  • ステアリングホイール用の新しいスクリューを取り出し、手でねじ込む。

  • コンタクトリールのブラケット(1)にあるスクリューを取り外し、所定の位置(2)に挿入する。

  • ステアリングホイールスクリューを所定のトルクで締め付ける。

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  • パネルの左上隅をつかんで、ピンが外れるまで慎重に引っ張る。両手を使用する。

  • 反対側でも、同じ手順を繰り返す。

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  • ウェザーストリップツールをこじ入れてひねり、パネルの両側下部を慎重に引き外す。

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  • 両側にキーパッドを接続する。

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  • キーパッドを正しい位置にしっかりと押し込む。

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  • コネクターを差し込む。

  • クリップを取り付ける。

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  • ケーブルを取り付ける。

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  • パネルを手に取り、ステアリングホイールにしっかり押し込む。

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  • ステアリングホイールモジュールを手に取り、3つのスプリング式ホルダーがしっかり取り付けられていることを確認する。いずれかのホルダーがステアリングホイールの下部に引っかかった場合、そのホルダーを取り外してステアリングホイールモジュールに取り付ける。

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  • ステアリングホイールモジュール用のコネクター2個を差し込む。

  • ステアリングホイールモジュールをステアリングホイールの中心に位置決めし、ステアリングホイールの下部にしっかり押し込む。

  • モジュールがしっかり取り付けられ、全周にわたって押し込むことができることを確認する。

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  • イグニッションキーをポジション0にする。

  • バッテリーのマイナスリード線を再接続する。

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警告!

バッテリーを再接続した後の最初のイグニッションオン操作は、車両の外側に立った状態で、腕を車内に伸ばし、エアバッグの作動範囲を避けて行ってください。


  • イグニッションキーをポジションIIにする。