2006 R.H.D

取り付けインストラクション

Installation instructions, accessories
Volvo Car Corporation Gothenburg, Sweden
XC70 2006
V70 XC (01-) / XC70 (-07) 2006

インストラクションナンバーグレードパーツ ナンバーClick to download PDF-version of this Installation Instruction
306644461.230786671, 30664441
フロントパーキングアシスト




(MY 2005-)
D8601354




装備
A0000162
A0000163
A0000161
A0000180
A0000214
A0000177
A0801178
M0000232
A0000172
A0000192

D3603623

IMG-213320


 
  

概要

  • 取り付けを開始する前に、作業説明書をすべて熟読する。

  • 通知及び警告文は安全のためであり、取り付け時に何かを破損する可能性を最小限にとどめるためである。

  • 取り付けを始める前に、作業手順に記載されているすべてのツールが利用可能であることを確認する。

  • 手順のいくつかのステップは、画像のみで表されている。複雑なステップについては、説明文も記載されている。

  • インストラクションまたはアクセサリーに関して問題がある場合、最寄りのボルボディーラーに連絡する。

  

注釈!

取り付け中は、下の面を+15°C以上の温度に保っておくこと。



注釈!

このアクセサリーは車のエレクトリカルシステムに接続される。車両に固有のソフトウェアを必要とする。


 

準備

1
A3000303
 

準備

  • イグニッションキーを0位置へ回す。イグニッションスイッチからイグニッションキーを抜く。


注釈!

最低 1分間待ってから、コネクター及び他の電気装置の取り外しを行う。


 

2
M8600738
 

フロントバンパーの取り外し (V70 に適用する)

  • ウェザーストリップツールを使用して、左右のトリムモールディングを慎重にこじって取り外す。

3
M8601212
 

  • 両側のボルト2本 (1) を外す。

  • クリップ6個の中央ピンを押し入れ、クリップを取り外す。

  • 同様にして、バンパーの下面にある2個のクリップ (5) も取り外す。

4
M8601214
 

  • 端がシャトルから外れるまで、バンパー両端を引き出しながらバンパーを前方に引く。


ヒント

この作業は、2人で行うと簡単である。


  • 両側から、フォグライトのコネクターを外す。

  • 両側から、ヘッドライトウォッシャーノズルのスナップオンカップリングを外す。

 

5
M8600694
 

フロントバンパーの取り外し (XC70 に適用する)

  • カバーを取り外し、両側のボルト2本 (1) を外す。

  • クリップ6個の中央ピンを押し入れ、クリップを取り外す。

  • 同様にして、バンパーの下面にある2個のクリップ (2) も取り外す。

6
M8600695
 

  • ボルト (3) をゆるめるが、完全に取り外してはならない。

  • 底面に届いてシャトルが外れるまで、ボルト頭を押し入れる。

  • 反対側でも同じ手順を繰り返す。

7
M8600696
 

  • 端がシャトルから外れるまで、バンパー両端を引き出しながらバンパーを前方に引く。


ヒント

この作業は、2人で行うと簡単である。


  • 両側から、フォグライトのコネクターを外す。

  • 両側から、ヘッドライトウォッシャーノズルのスナップオンカップリングを外す。

 
8
D8601321
 

  • バンパーに、保護用の裏紙を貼り付ける。

9
D8600292
 

  • 内側のプラスチック部分をバンパーカバーに固定しているキャッチを押し外す。

  • プラスチック部分を引き外す。

  • バンパーカバーからフォームを外す。

 
10
D8505048
 

助手席コンパートメントの準備

右ハンドル車: 車両の左側の対応する手順を実施する。

  • シル (1) とセンターコンソールの右パネル (2) を外す。

11
D8502325
 

  • フロント助手席シートのフロアマットを外す。エンジンルームに通じる穴が見えるように、マットを脇に折りたたむ。

12
D8505047
 

  • シートクッション (1) の上端を引き上げてから真っ直ぐ前方に引き、リアシートからシートクッションを外す。

  • リアシートの横から右側シル (2) を外す。

  • リアシートの右側部分 (4) を前方に折りたたむ。

  • サイドボルスター (3) のガイドから、シートベルトを取り外す。

  • サイドボルスターの下部側面に手を置く。

  • キャッチを外す。それと同時に、サイドボルスターを持ち上げる。

  • ボルスターを脇に置く。

13
M8503188
 

  • フロアハッチをたたみ上げる。

  • ロックボルトを外し、収納スペースを持ち上げて外す。

14
M8503069
 

  • 左右両側の小型パネルを取り外す。右ハンドル車では、左側のみを取り外すこと。

15
M8503008
 

  • ボルトを外し、左右両側の大型パネルを取り外す。右ハンドル車では、左側のみを取り外すこと。

16
D3703519
 

バンパーからのケーブルハーネスの取り付け

図15~20は、左ハンドル車を示している。

右ハンドル車: 車両の左側の対応する手順を実施する。

  • キットから短いケーブルハーネスを取り出す。

  • ケーブルから小型コネクターを外す。

  • キット内容のプラスチッククランプと金属クリップを使用して、防水コネクター (1) を取り付ける。

  • コネクターの周囲にプラスチッククランプを固定し、車体右側のパネル端の周囲に金属クリップを取り付ける。

17
D2102942
 

  • 何も接続されていないピンの付いたケーブル端を、エンジンルームに引き入れる。

  • 図示のようにケーブル (1) を配線する。ヒューズホルダーとエキスパンションタンクの下に隠れるように、配置する。

  • ケーブルが熱や磨耗で破損されないように配置すること。

  • キット内容のタイストラップで固定する。

18
D8200205
 

助手席コンパートメントへのケーブルの配線

  • 車を持ち上げる。

  • 助手席コンパートメントへの穴から、プラグを取り外す。

    車両に取り付けられているゴムグロメットに、それ以上ケーブルを通すスペースがない場合。

  • 既存のゴムグロメットを取り外し、キット内容のゴムグロメットと交換する。

    ゴムグロメットにケーブルを通すスペースがある場合。

  • 使用していないゴムニップルの先端を切り落し、助手席コンパートメントの中へケーブルを配線する。

  • キット内容のゴムグロメットに入れる。ゴムグロメットが簡単にスライドするようにケーブルを普通の石鹸で潤滑する。穴の中にケーブルを通し、ゴムグロメットを押し入れる。

  • ケーブルの加熱ホースがゴムグロメットと接触していることを確認する。

  • タイストラップで加熱ホースを固定する。

19
D3703537
 

  • フロアマットを脇に折りたたみ、ケーブルを引き入れる。

20
J3703487
 

  • キットからコネクターを取り出す。

  • キャッチを外す。

  • コネクターに、ケーブル端のピンを取り付ける。

  1. 青 (Blue、BL)

  2. 緑 (Green、GN)

  3. 紫 (Violet、VO)

  4. 黄 (Yellow、Y)

  5. 白 (White、W)

  6. 黒 (Black、SB)

  • コネクターのキャッチを押し戻す。

21A
D8505053
21B
M8503570
 

図 A

  • キットから長いケーブルを取り出す。

  • 今準備したコネクターを取り付ける。

  • 車両の側面およびシルの下に、既存のケーブルハーネスに沿って後方へケーブルを配線し、カーゴコンパートメントまで通す。

図Bは左ハンドル車に適用する

  • さらに、リアクロスメンバーに沿って、左ホイールアーチのパーキングアシストモジュール (PAM) までケーブルを配線する。

 

穴開け (V70 に適用する)

22
M8601360
 

穴開け (V70 に適用する)

  • Φ3 mm (1/8”) のドリル刃で、マーキングの中心に、下穴を開ける。

  • Φ8.5 mm (21/64”) のドリル刃で、穴を広げる。

23
D8601358
 

  • Φ31 mm (17/32”) の穴パンチツール (P/N 9814069) を使用して、バンパーカバーのドリル穴を広げる。

24A
M8601372
24B
M8601375
 


注釈!

図は右側を示す。左側も同様に作業を行う。


  • フォームと一緒に、内側プラスチック部分を組み立てる。

  • 図示のように、内側のプラスチック部分を測って、ドリル穴の位置をマーキングする。

コネクター用の穴開け

  • 内側穴の右30mmに、センサーコネクター用の穴の位置をマーキングする。

  • 直径50 mmのホールソーで、内側プラスチック部分に穴を6個開ける。内側の4個の穴は、フォームにも開ける。

  • フォームを取り外す。

  • センサーコネクター用の穴から内側穴の右に向かって、フォームに、センサーのケーブルを通すために切れ目を真っ直ぐ入れる。

 

穴開け (XC70 に適用する)

25
M8601236
 

穴開け (XC70 に適用する)

スキッドプレートの取り外し

  • Φ6 mmのドリル刃で、スキッドプレートの下端から、ブラインドリベット5本を削り取る。

  • バンパーカバーにスキッドプレートを固定しているキャッチ10個を押し入れる。

  • バンパーカバーからスキッドプレートを取り外す。

26
IMG-214560
 

スキッドプレートの穴開け


注釈!

図は右側を示す。左側も同様に作業を行う。


  • 図示のように、スキッドプレートにセンサー用の穴の位置をマーキングする。

  • Φ3 mmのドリル刃で、マーキングに下穴を開ける。

  • Φ8.5 mmのドリル刃で、穴を広げる。

  • 穴パンチツールのソケットがスキッドプレートと同じ高さになるように、マーキングに従って切り取る。

  • Φ31 mmの穴パンチツールを使用して、穴を開ける。

27A
M8601362
27B
IMG-214580
 

バンパーの穴開け

図Aは、外側穴の位置を示す。


注釈!

図は右側を示す。左側も同様に作業を行う。


  • 図示のように、外側穴の位置をマーキングする。

  • マーキングの箇所に、Φ3 mmとΦ8.5 mmのドリル刃、および、Φ31 mmの穴パンチツールで、穴を開ける。

図Bは、内側穴の位置を示す。


注釈!

図は右側を示す。左側も同様に作業を行う。


  • 図示のように、内側穴の位置をマーキングする。

  • マーキングの箇所に、Φ3 mmとΦ8.5 mmのドリル刃、および、Φ40 mmの穴パンチツールで穴を開ける。

28A
M8601373
28B
M8601375
 

フォームと後部の穴開け

図 Aは、フォーム上での、センサーホルダーの穴の位置を示す。


注釈!

図は右側を示す。左側も同様に作業を行う。


  • 図示のように、フォームに穴の位置をマーキングする。

図 Bは、センサーコネクターソケットの穴の位置を示す。

  • 穴マーキングの右に、Φ30 mm追加穴の位置をマーキングする。

  • Φ40 mmのホールソーで、フォーム上の4個のマーキングに穴を開ける。

29
M8601374
 

後部の穴開け


注釈!

図は右側を示す。左側も同様に作業を行う。


  • 外側センサーホルダー用の穴の位置をマーキングする。

  • Φ40 mmのホールソーで、穴を開ける。


注釈!

内側センサーには穴は必要ない。


 

センサーホルダーの取り付け

30
D8601325
 

センサーホルダーの取り付け

  • 刺激の少ない石鹸液で、バンパーカバーの内側を洗浄する。

  • 洗浄用布で、穴の周囲および内端を洗浄する。乾燥させる。

  • 洗浄した面に、活性剤 (P/N 8637076) を薄く塗布し、乾燥させる。

31
IMG-214381
 

  • 洗浄用布で、センサーのセンサー面 (1) 、および、センサーホルダーの表面 (2) と (3) を洗浄する。乾燥させる。

  • 洗浄した面に、活性剤を薄く塗布し、乾燥させる。

32A
M3603626
32B
M8601366
32C
D3603622
 

図 A

  • テープの片面から、保護用の裏紙をはがす。

  • センサーホルダーの前面にテープを貼り付ける (図 Bを参照) 。

  • 残りの3個のセンサーホルダーでも、上記手順を実施する。

  • センサーホルダーの後面のマーキング (A) を見て、位置が正しいか確認する。

図 B

  • 1のマーキングが付いているホルダー (曲がったコネクターのあるセンサー) は、バンパーの内側に配置する。


注釈!

XC70では、内側のセンサーホルダーは、スキッドプレートに配置される。


  • 2のマーキングが付いているホルダー (真っ直ぐなコネクターのあるセンサー) は、バンパーの外側に配置する。

  • 各ホルダーにセンサーを取り付けて、位置が正しいことを確認する。内側コネクターは右を向いていなければならない。

図C

  • センサーホルダーに貼り付けたテープから、保護フィルムをはがす。

  • センサーホルダーを、数字のマーキングが上を向くように取り付ける。センサーホルダーの上端は、バンパーに対して水平になっていなければならない。


注釈!

テープはすぐに固着する。



注釈!

センサーの取り付け位置が間違っていると、部分的に、又は全く機能しなくなる恐れがある。


33A
M8601277
33B
M8601278
 

スキッドプレートの取り付け (XC70に適用する)

図 A

  • 別のキットから、組立ツールとスペーサー付きブラインドリベットを使用する。

図 B

  • バンパーカバーにスキッドプレートを取り付ける。

  • ブラインドリベット4本を取り付ける。

 

センサーとケーブルハーネスの取り付け

34
M8601367
 

センサーとケーブルハーネスの取り付け


注釈!

図は、左ハンドル車の取付状態を示している。


  • キットから、センサーとケーブルハーネスを取り出す。

  • センサーホルダーにセンサー2個を、しっかりと固定されるように取り付ける。外側センサーは、車両にバンパーを再取り付けした後に下から取り付ける。

  • 内側センサーにケーブルハーネスのコネクターを取り付ける。バンパーカバーを所定位置に取り付けた後に取り付けることができるように、外側センサーに十分長いケーブルが付いていることを確認する。ケーブルハーネスコネクターは、バンパーの側面から出ていなければならない。


注釈!

右ハンドル車に取り付ける場合、ケーブルハーネスコネクターは、バンパーの左側から出ていなければならない。



注釈!

接続するとカチッという音が聞こえるはずである。音がすれば、キャッチがロックしたということである。


  • バンパーカバーの内側でフォームの上に、端に沿ってケーブルハーネスを配置する。ブチルテープでケーブルハーネスを固定する。接着力を強めるために、その下の面に活性剤 (P/N 8637076) を塗布する。

35
D8601350
 

  • バンパーカバーにフォームとプラスチックを再取り付けする。

  • キャッチがすべてしっかりとはまっていることを確認する。

36
D8601330
 


注釈!

塗装を行う前に、10分間以上活性剤を乾燥させる。


    V70 に適用する

  • センサーとホルダを、車体と同じ色の塗料で塗装する。ボルボ推奨塗料を使用する。2層までなら重ね塗りしてもよい。

  • 塗料が乾燥したら、保護用の裏紙をはがす。

    XC70に適用する。

  • 内側センサーは、塗料コード426シルバーの塗料で塗装する。外側センサーには、クリアコートのみを塗布する。

  • 塗料が乾燥したら、保護用の裏紙をはがす。


注意!

塗料を重ねすぎると、全く機能しない、又は部分的に機能しなくなる恐れがある。センサーは、機能を損なわない程度に塗装すること。


37
M8601341
 

  • バンパーを車体に保持し、車両に固定されているコネクターに、センサーのコネクターを接続する。

  • ステップ 2-5の指示を逆の順序に実施して、バンパーを再取り付けする。

  • センサーホルダーに外側センサー2個を取り付け、配線したケーブルに接続する (図34を参照) 。

38
D3905107
 

  • 配線したケーブルを、パーキングアシストモジュール (PAM) の対応するポートに接続する。

  • これは、カーゴコンパートメントの左側で、ホイールアーチの背後に、マジックテープで固定されている。


注釈!

コネクターが所定位置にはまり、しっかりと取り付けられていることを確認する。


39
 

  • センサーケーブルがこすれたり音を出さないように、クランプで固定する。

 

仕上げ作業

40
 

仕上げ作業

    再取り付け:

  • 前後のシル。

  • カーゴコンパートメントのサイドパネル

  • フロアカーペット。

41
 

  • VIDAのサービスインフォメーションに従って、ソフトウェアをプログラムする。