2011 R.H.D

取り付けインストラクション

Installation instructions, accessories
Volvo Car Corporation Gothenburg, Sweden
XC90 2011
XC90 (03-) 2011

インストラクションナンバーグレードパーツ ナンバーClick to download PDF-version of this Installation Instruction
86856301.18685627
レベルコントロール




装備
A0000162
A0000161
A0000197
A0800088
A0800625
A0801640

R7600455

R7600431


 
  

概要

  • 取り付けを開始する前に、作業説明書をすべて熟読する。

  • 通知及び警告文は安全のためであり、取り付け時に何かを破損する可能性を最小限にとどめるためである。

  • 取り付けを始める前に、作業手順に記載されているすべてのツールが利用可能であることを確認する。

  • 手順のいくつかのステップは、画像のみで表されている。複雑なステップについては、説明文も記載されている。

  • インストラクションまたはアクセサリーに関して問題がある場合、最寄りのボルボディーラーに連絡する。

 
1
R8504436
 

  • 2列目のシートのフロントバックレストを前方に倒す。

2
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  • フロアハッチ2個を取り外す。フロントハッチをわずかに持ち上げ、前端部のマウンティングから引き抜く。

リアフロアハッチの下にバッグホルダーがある場合、フロアハッチは、ストレージボックスの短辺の両側にノブ付きストラップで固定されている。

  • ノブを 90°回し、ストラップを外す。

3
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  • ストレージボックス2個を取り外す。

4
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  • カーゴコンパートメントの左右両側のサイドフロアハッチを取り外す。

5
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  • ジャッキからストラップを外して取り出す。

6
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  • 荷物フロアサポートの後端を固定しているスクリュー4本を取り外す。

7
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  • 荷物フロアサポートの前端を固定しているスクリューを取り外す。

8
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  • 荷物フロアサポートの前端を慎重に外す。荷物フロアサポートを少し持ち上げると、断熱材から外れる。荷物フロアサポートを車両中央側に少し引っ張る。荷物フロアサポートは破損しやすいので慎重に取り扱う。

9
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  • 荷物フロアサポートの後端を慎重に外す。まず、荷物フロアサポートのスタッドスクリュー2本の反対側にあるサイドパネルの後端を少し押すと、荷物フロアサポートが動くようになる。次に荷物フロアサポートを取り出す。


注釈!

荷物フロアサポートは破損しやすいので慎重に取り扱う。


10
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  • カーゴコンパートメントのショックアブソーバーマウンティングの断熱材を脇に折りたたむ。

11
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  • 上部ショックアブソーバーマウンティングのフォームラバーシールを慎重に脇に折りたたむ。

  • ショックアブソーバーマウンティングの上のカバーを取り外す。

12
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  • ショックアブソーバーの上部ベアリングのナットを取り外す。カウンターホールドとしてスリーブ(パーツ番号9995500)とトルクスソケット40を使用する。

  • ナットを脇に置く。新しいパネルはキットに含まれている。

  • 反対側で、ステップ - を繰り返す。

13
R7600440
 

  • 車を持ち上げる。

  • ホイールを取り外す。

  • 下部コントロールアームのショックアブソーバーマウンティングを固定する下部スクリューを取り外す。スクリューを脇に置く。新しいスクリューはキットに含まれている。

  • ショックアブソーバーを取り外す。

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  • ジャッキマウンティングと下部コントロールアームの下にある外側の穴をストラップで固定し、ラテラルリンクのフロントマウンティングのスクリューにかかる荷重を低減する。

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  • ワークショップリフトを、ホイールスピンドルのラテラルリンクのリアマウンティングの下に配置する。これにより、ラテラルリンクのフロントマウンティングのスクリューにかかる荷重が低減する。

  • ラテラルリンクのフロントマウンティングのスクリューを取り外す。ストラップとワークショップリフトを同時に使用して荷重を低減する。

  • スクリューを外す。新しいスクリューはキットに含まれている。

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R7600439
 

  • ホイールスピンドルのトラックロッドマウンティングを固定するスクリューとナットを取り外し、その端をマウンティングの上に置く。

  • スクリューとナットを廃棄する。新しい部品はキットに含まれている。

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R7600438
 

  • ワークショップリフトを、ショックアブソーバーの下部マウンティングのリアマウンティングアイの下に置く。これによりホイールスピンドルの下部コントロールアームマウンティングのスクリューにかかる荷重が低減する。

  • 荷重を低減したら、スクリューを取り外して、ワークショップリフトをゆっくり下げる。

  • スクリューを外す。新しいスクリューはキットに含まれている。

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R6500484
 

  • 下部コントロールアームの外端をできる限り下げて、古いスプリングを上から取り外す。

19
R7600437
 

  • キット内容からスプリングを取り出し、スプリングの幅の広い方を下に向け、上から挿入する。スプリングが所定の位置に入るよう、コントロールアームを少し押し下げる必要がある。

  • スプリングの両端を、上部マウンティングとコントロールアームの所定の停止位置に配置する。

  • ワークショップリフトを、コントロールアームのショックアブソーバーマウンティングのリアアイレットの下に配置する。

  • コントロールアームを所定の位置まで慎重に押し上げる。キット内容のM12x100スクリューを取り出し、コントロールアームをホイールスピンドルに仮締めする。まだ完全に締め付けない。

20
R7600439
 

  • キットに含まれるトラックロッド用のM12x60スクリューとナットを取り出す。

  • トラックロッドの自由端を所定の位置に配置する。

  • ワークショップリフトを、ホイールスピンドルのラテラルリンクのリアマウンティングの下に配置する。

  • ホイールスピンドルを押し上げ、トラックロッドとホイールスピンドルを固定するスクリューの位置を合わせる。ナットを取り付けるが、まだ完全に締め付けない。

21
R6100359
 

  • キットに含まれるラテラルリンクのフロントマウンティング用のM12x100スクリューを取り出す。

  • ワークショップリフトでホイールスピンドルを押し上げて、ラテラルリンク前端を所定の位置に挿入する。ホイールスピンドルのラテラルリンクマウンティングをリフティングポイントとする。ストラップを使って正しい位置に調整し、新しいスクリューを取り付ける。まだ完全に締め付けない。

22
R7600434
 

  • ショックアブソーバーの上部ベアリングに石鹸水などを塗り、ベアリングを上部マウンティングに入りやすくする。

23
R7600435
 

  • キットに含まれるショックアブソーバーを取り出し、ベアリングを取り付ける。ベアリングがショックアブソーバー上で、車両前後方向に対してわずかに曲がるように配置し、ボディの上部マウンティングの対応穴にはまることを確認する。

24
 

  • 新しいショックアブソーバーを、下部コントロールアームとスプリングを通して持ち上げ、さらにボディのマウンティングまで挿入する。未固定のベアリングがショックアブソーバー上で回転しないように注意する。回転した場合は、ベアリングが誤った位置に取り付けられる。

  • キットのM12x110スクリューを取り出し、ショックアブソーバーを締め付ける。80 Nm ( 59 lbf. ft.)でトルク締めする。

  • ストラップとワークショップリフトを取り外す。

  • 反対側で、ステップ - を繰り返す。

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  • 車両をほぼ地面の高さまで下ろす。

  • ショックアブソーバーの下部マウンティングの下にジャッキを配置し、少し持ち上げる。

  • アッパーショックアブソーバーのベアリングが、ボディのアッパーマウンティングにきちんと配置されているかチェックするため、その位置でベアリングの未固定ワッシャー(1)を動かして確認する。図のように、ベアリングを上部マウンティングに配置する。

26
R7600441
 

  • ベアリングを正しい位置に配置したら、ベアリングがマウンティングに完全に入るまでさらにジャッキアップする。

  • ワッシャーを引き抜き、ショックアブソーバーに取り付ける。

  • キットから新しいナットを取り出し、ショックアブソーバーに取り付け、80 Nm (59 lbf. ft.)でトルク締めする。カウンターホールドとしてスリーブ(パーツ番号999 5500)とトルクスソケット40を使用する。

  • ジャッキを外す。

  • 反対側で、ステップ - を繰り返す。

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  • 車を持ち上げる。

  • サブフレームからパーキングブレーキケーブルのマウンティングを外す。

28A
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28B
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28C
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テンショナー(パーツ番号999 5659)を使って、リアサスペンションの荷重を低減する。

図 A

サスペンションの作業時にテンショナー(パーツ番号999 5659)を使用する理由は、通常位置、つまり乗員3名で燃料タンクが満タンの車両が地面上にある状態の時と同じ位置でゴムブッシュのスクリュージョイントが締め付けてあることが非常に重要だからである。サスペンションのコンポーネントの取り外しや取り付けを行う時は、テンショナーを使って荷重を低減する。

図 B

工具は、マウンティング(パーツ番号999 7061)と共にサブフレーム本体に取り付けられている。このためリフトの安定性は作業による影響を受けない。

図 C

  • テンショナー(パーツ番号999 5659)にネジ棒を取り付ける。

  • ネジ棒を使って、テンショナー(パーツ番号999 5659)を持ち上げる。

  • ネジ棒を下からマウンティング(パーツ番号999 7061)に挿入する。

  • ハンドル付きロッキングワッシャーを取り出し、ネジ付きスクリューの下にあるマウンティング(パーツ番号999 7061)に横から挿入する。

  • ロッキングワッシャーにスクリューを固定し、ロッキングワッシャーとマウンティングの位置を合わせる。


注釈!

スクリューをきちんと固定するため、ロッキングワッシャーにはガイドピンが付いている。


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  • キット(パーツ番号998 9761)のスクリュー2本(パーツ番号5470-36)をコントロールアームの穴に取り付ける。

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R6500497
 

  • コントロールアームに、VM-276に従って修正されたレール(パーツ番号5740-1)を取り付ける。ローラーがコントロールアームのレール両側に接触していることを確認する。


注釈!

リフティングフォースが正しくかかるよう、テンショナープレートからできるだけ離れた箇所でテンショナーを使用する。


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R6500491
 

  • テンショナーを使って、コントロールアームを通常位置まで持ち上げる。

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  • ホイールの中心とフェンダー端部との距離が453 mm (17 13/16")になるまで、コントロールアームを持ち上げる。

  • 次の通り、緩んだジョイントのスクリューをトルク締めする:

  • ホイールスピンドルのトラックロッドのマウンティング80 Nm (59 lbf. ft.)

    ホイールスピンドルのコントロールアームの下部マウンティング80 Nm (59 lbf. ft.)

    ボディのラテラルリンクのフロントマウンティング 80 Nm (59 lbf. ft.)

  • コンポーネントと一緒にテンショナーを取り外す。

  • サブフレームにパーキングブレーキケーブルのマウンティングを取り付ける。

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  • 車両を降ろす。

  • ホイールを取り付ける。ホイールボルトは交互に140 Nm (103 lbf.ft.)でトルク締めする。

  • 上部ショックアブソーバーマウンティングにカバーとフォームラバーシールを取り付ける。

  • 折りたたんでおいた断熱パネルとフロアマットを元に戻す。

  • シートを元に戻す。

    再取り付け:

  • 荷物フロアサポート

  • ジャッキ

  • サイドフロアハッチ

  • ストレージボックス

  • フロアハッチ

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  • ホイールアライメントを行う。これに関する情報は、VIDAの次の箇所にある:

  • 修理

    清掃、点検及び調整

    6 サスペンション、ステアリング

    60 一般

    ホイールアライメント

    ホイール角度、点検/調整